JNECネイリスト検定1級とは?
1級について現役ネイリストに聞きました! 一問一答
どんな人が受ける?
ネイリスト検定2級に合格した方が対象の試験です。
試験日はいつ?
4月、10月の年2回です。
試験は難しい?
1級の試験は学科と実技があります。学科はさほど難しくありませんが、実技は非常に難しいです。
アクリルスカルプチュアの施術についての技術課題が2時間半と長丁場であり、受験する施術者だけでなく、モデル側も大変です。また、最近のネイルサロンはジェルネイルが主流となっており、アクリルスカルプチュアはさほどメニューとしても出ません。アートについても3Dで制作なので、実際のサロンワークを考えるとあまり現実的な技術ではないかもしれません。
但し総合的な技術力と知識を求められるトップレベルのネイリストになるためにはどちらも必須の技術であり、1級に合格するということは、当然トップレベルの技術を持っているとみなされます。
就職できる?
できます。1級取得者はネイルについてはプロとみなされるので就職については問題ないでしょう。
但しサロンワーク未経験のうちは、サロンでの扱いは2級とほぼ一緒です。1級試験はプラスアルファの技術であり、実際のサロンワークで重視されるのはやはり現場での経験値です。
しかし、ネイルサロンの中には1級取得者のみの採用を行っているところもあるようです。
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ネイリスト検定1級 試験対策のポイント
事前審査のチェックポイント
「事前審査」では下記3項目についてチェックします。不適切な場合は減点または失格となります。
1 テーブルセッティング&消毒管理
2 モデルの爪
3 チップの状態
実技試験のチェックポイント
実技試験の採点は下記10項目について、それぞれ5点満点法で採点されます。50点満点のうち38点が合格ラインです。
1 スタイリング(スクエア・オフ)
2 ハイポイントの位置
3 フリーエッジの長さ 厚みの均一性
4 強度と耐久性
5 Cカーブ20%〜30%
6 キューティクルラインのスムーズさ
7 表面の仕上がり 光沢・気泡の状態
8 チップの装着状態(チップオーバーレイ、ミックスメディアアート含)
9 イクステンション TOTAL
10 ミックスメディアアート
1級合格に向けて
アクリルスカルプチュア(ネイルイクステンション)の試験はとにかく長丁場ですが、作業工程はチェックされません。2級を取得している時点で工程については問題ないとみなされます。結果的に出来上がりのみで判定されるので、パッと見た感じ綺麗かどうかという点も実は重要です。
また、モデルさん選びも大事です。長時間の作業につきあってくれる協力的な人であることは大前提ですが、爪がきれいな人、ネイルベットが長い人、Cカーブがかなり入っている人など、爪の状態が検定向きな人がベストです。
JNA認定校には1級合格するための専用カリキュラム(240時間)が用意されているので、認定校で認定講師に習うことも合格への近道です。
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ネイリスト検定1級 試験データ
ネイリスト検定1級の試験データです。
試験内容・スケジュールなど詳細については「日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)」までお問い合わせください。
ネイリスト技能検定試験 1級 | |
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受験資格 | ネイリスト技能検定試験2級 取得者 |
試験内容 | 【実技試験】 ・事前審査(10分):テーブルセッティング&消毒管理、モデルの爪の状態 ・所要時間(150分):ネイルイクステンション(スカルプチュアネイル、チップ&オーバーレイ)、ネイルアート(ミックスメディアアート) 【筆記試験】 所要時間(40分) 出題内容: 衛生と消毒/化粧品学(材料、内容成分、効果等)/爪の構造(皮膚科学)/爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)/ネイルケアの手順/イクステンションの手順/その他実践的施術全般/プロフェッショナリズム 等 |
試験時期 | 年2回(春と秋) |
合格率 | 37.72%(2012年秋期までの累計) |
受験料 | 10,000円(税込) |